figmaの『テーブル美術館』シリーズ第3弾。
外観の特にオリジナルのポーズと取った様子の素晴らしさはもちろんですが、今回は眼球可動頭部や、投石器等の小道具が付く事で、更にジョーク・グッズとしても楽しめるフィギュアとなりました。
本ダビデ像の可動部は同シリーズ「考える人」程大きく有りませんが『ミロのヴィーナス』よりは良く動きます。
後頭部にも後ろ髪が別パーツとなり可動する事で首を後ろにそらすポーズも少しとれます。
元のデザインが素晴らし過ぎる上、ポーズも考え抜かれた物なので、他のどんな格好をさせても冗談になってしまうのが珠に瑕です。
精緻を極めた眼球可動も思った程本商品に関しては楽しくありませんでした。
ただ、やはり、よく出来て居ます。
身体の表面の汚し処理や手の甲の浮き出た血管等の再現もお見事です。
他に気になる点は、手首の取りつけ部品が華奢。これは予備パーツを一個付ける事で有る程度補っています。
下半身のウエストの下から鼠形部迄が軟質パーツの為、可動には良いが耐久性は不安。
遊び潰してしまいそうな、弄るのが楽しいフィギュアです。
大いにお薦め。
次の「ウィトルウィウス的人体図」はまた凄そうで楽しみです。